2008年9月4日

釣りはともだち

数あるアウトドア・ブランドの中で、個人的にもっともカッコイイと思うのは、昔も今もずっとパタゴニアである。
製品や企業としての在り方はもちろんのこと、何といっても創業者のイヴォン・シュイナード氏が、圧倒的に革命的に究極に完璧にぶっちぎりでカッコイイ!!!

雑誌「BRUTUS」最新号はなんと釣り特集なのだが、冒頭に掲載されているイヴォンの文章が、相変わらずカッコイイ。さらに、彼がフライラインをシュートした瞬間の写真が添えられていて、これがまた超カッコイイ。もうオジイサンと言ってもいい年齢なんだけど、実にカッコイイです。
最近、雑誌はほとんど買わないのだが、思わず衝動的にレジに向かってしまった。。。

ところで、アウトドア・ファッションは本格的なブームらしいけど、釣りもまた流行りつつあるのでしょうか?!


「フライにはクライミングと同じく、禅に通じる精神性があると思う。こんな言葉がある。「初めて魚を釣った時、実は自分が釣られている」。自分は何事もコントロールしていると思っていても、実際はコントロールされているんだ。フライは常に、自分にいろんなことを教えてくれる。虫のこと、生態系のこと、天候のこと、すべてを学ぶ必要がある。フライ、サーフィン、クライミングには共通項がある。それは、どれもが体と心を使うということだ。どれもが「proactive」、先に決断するものなんだ。」

「クライマーがサーフィンやフライを始めるということが、ここアメリカでは増えてきた。例えばフライをやっていれば川のことを学ぶ。するとその川がどうやって河口を作り、そこでどんな波が立つかを学ぶ。そして、その波に乗る。すべてはつながっていて、学んでいくうちにいろんなことを知りたくなるものなんだよ。そうやっていろんな角度から物事を見ることはとてもよいことだと思う。だからフライは単なるスポーツなんかじゃない。スポーツというのは、新聞のスポーツ欄に書かれるようなもののことを言うんだよ。」

「禅」フィッシング。 イヴォン・シュイナードからの手紙。
「BRUTUS」、2008/9/15 647号 より

投稿者 かえる : 23:01 | つぶやき

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コメント

フライは上達しないまま放置している有り様ですが、いずれサバなどの海フライを試そうと思います。釣りが流行るのも良し悪しがありそうですが、自然に親しむ手段としては最も良いもののひとつですよね。今年の夏は近場の海でシュノーケリングで体と心を使っています。

投稿者 あゆむ : 2008年9月5日 18:05

あゆむさん

海フライ、流行ってるみたいですね。ずっと愛読しているフライの専門誌でも、最近は海フライの記事ばかりです。
それはともかく、青山のカメラに凝っているオーナーのカフェ(?)にお出かけする際は、ぜひご一報くださいませ。

投稿者 かえる : 2008年9月6日 00:11

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